「信頼関係ってどうやって築くんですか?」と聞かれたら

090-8143-3363

代表ブログ

BLOG
  • HOME
  • 代表ブログ
  • 「信頼関係ってどうやって築くんですか?」と聞かれたら

コンサルティング現場から送る

お役立ちコラム

2021.07.05

「信頼関係ってどうやって築くんですか?」と聞かれたら

「日本資本主義の父」とも称される渋沢栄一を主人公にした
NHK大河ドラマ「青天を衝け」を毎回録画して楽しみに見ています

昨夜見た内容に、私がクライアント先での研修や面談コンサルで頻繁にお伝えしている
「信頼関係づくり」の参考になる場面がありました

一橋家(15代将軍慶喜)を強くしなければという思いに駆られた栄一は、
新たな兵の招集を慶喜に建白し一橋領のある備中に向かいます
(※備中とは現在の岡山県の西部 私の故郷「笠岡」の"鯛"も出てきてテンションUP!!)

備中に行った栄一は、集まった百姓に熱を込めて演説をしますが誰も関心を寄せていません
次の日も、その次の日も栄一が力を込めて演説しますが、誰も仕官したいという者がいません

なぜだと焦る栄一に、同行している幼馴染の弟分がこう言います
「兄貴だけが大変なんではねえで、みんなが大変なんだで」と (※信州言葉でしょうか?)
そこで栄一はこの村の者たちも毎日が大変なことに気がつきます

翌日から、呼び出して演説するスタイルをやめ、かつて自分が通っていたような
百姓が集まる塾へ自ら行き一緒に学び始めました。そして、時には一緒に畑で働き、
一緒に海へ出て漁もしました

塾の先生とも話がはずみ大勢の塾生も交えてお酒を酌み交わしました
そうしていくうちに塾生が数人、一橋家でご奉公したいと申し出てくれるようになりました

この話にはカラクリがあって、実は代官が面倒にまきこまれないように栄一を遠ざけるよう
庄屋に指示を出していたんです なので最初百姓たちは無理に関心がないふりをしていた
ところもあったのです

それを庄屋から聞いた栄一は、代官の考えが変わるようにうまいこと話を持って行き、
なんと200人の仕官したい百姓が集りました

ここで栄一が取った行動が素晴らしいと思うのです

信頼関係を築くには、先ずはお互いを知るところから始まります
自分がどんな人間か、敵ではなく味方であることを理解してもらいつつ、
相手(ここでは百姓のみなさん)のことを知ろうと畑を耕し、漁に出て、夜は一緒にお酒を酌み交わす
そうすることで、相手はだんだん心を開いてくれるようになります

この人だったら安心して一緒に働いてもいいかもしれない
この人だったら信用してついて行ってもいいかもしれない

新たに社員が入社したとき(新卒・中途・パート・アルバイト)、
転勤で赴任してきた時などに上司が会社のこと仕事について説明すると思いますが、
私は、仕事の事は置いといて、先ずはお互いのことを知るための面談をおススメしています
(自分が会社員でマネージャーの時もそうしていました)

できれば入社(転勤)して2週間以内が良いと思います
一緒にランチにいくのも良いですネ

お互いの人となりがわかっていると、仕事を始めたときに何か指示を出すとき
ミスがあって叱る時もやりやすいと思います

「この人に叱られたら仕方がないな」とか「この人はこういう厳しいところもあるけど、
こういう優しいところもあるしな」など、なんとなくわかっていると関係性を保ちやすいです
また、共通言語があることでお互いにフォローがしやすくなるメリットもあります

それに関連した話で、

年上の部下が出来た時にいきなり仕事の話をすると
敵になる可能性が高くなると思います(>_<)

なぜかというと、年上の部下は自分も何かを変えたいと思ってきているし、
合わさないといけないこともわかっているからです。

で、そこを言われるからムカつくんです。

その人のキャリアとか人脈とかいろんな経験測、その人の個性、
今までどんなことをしてきたとか、今まで苦労したことや乗り越えてきたこと、
そのあたりを聞いて信頼関係がバチっとできて味方にできたらこっちのもんです

人は自分の存在を受け入れられた時に、初めて変化を受け入れようとする
先ず自分が認めてもらえれば、「変えなきゃな」と変化を起こそうとする
先に変化を起こせっていうから抵抗が生まれる

私の研修やコンサルではこの「信頼関係づくり」についていろんなワークショップも
取り入れながら詳しくお伝えしています

興味がありましたら、どうぞお気軽にお声がけをお願いします

一覧へもどる

初回相談料・お見積り無料‼

  • お問い合せフォーム
  • 090-8143-3363
お問い合せ
株式会社BRIZE eラーニング

pagetop