人・組織づくりを通して、未来のために挑戦する人を成功に導ける存在であり続ける
「チームビルディング × 理念実現」パートナー水野茂樹です。
久々のブログ更新です(^^;
昨日は、神戸で200人近い経営者が集まる会合にゲスト参加してきました。
そこで、男社会の色が濃い建設業界で、社員の先頭に立って学び、多くの困難や挫折を乗り越え、
未来のためにチャレンジし続ける女性経営者の経営体験ストーリーを聞かせていただきました。
いや~素晴らしかった!!
いろいろな学びや気づきがあった中で、
1・「教育はすべての業務に優先する」
2・「社員が主役の会社をつくる」
3・「一生懸命に行動していると「運」がついてくる」
の3つは特に心に刺さりました(^^)
1・の「教育はすべての業務に優先する」を大勢の経営者の前で言葉にするのは
ハードルが高いと思うんですが、現状の確立までに10年かかったそうです。
そして、
自ら先頭に立って学び実践され、辛いことも苦しいことも「負けるものか!」と
乗り越えてこられてきたからこそ、今、自信を持って言葉にできているのだと思いました。
この経営体験の中には、組織として成果を出す方法が随所に散りばめられていました。
組織で成果を出す方法は決まっています。
SSR理論と言って、人材力(Strength)× 組織力(Structure)× 関係力(Relation)
の3つの要素をバランスよく掛け合わせていくことです。
この会社さんでも、人の思考と行動スタイルを理解することで、
対人関係を向上させる研修プログラムを取り入れていましたし、
他にも様々な研修を取り入れて個人と組織の成長支援をされていました。
組織づくりでは、まず"人と人は違う"ということから学びます。
お互いの違いを知り、認め、ひとりひとりの個性や強みを活かすことで、
組織力(Structure)を使いこなせる土台を築かないと、
良い戦略や戦術があってもうまく使いこなせません。
そして、
組織力(Structure)とは、組織が機能するための仕組みです。
「経営理念」や「戦略・戦術」「目的・目標」「役割」や「評価」などになります。
ここにも様々な仕組みづくりをされていました。
そのひとつ、月末に社員ひとりひとりに感謝の手紙を書いて
渡し続けているのは素敵だなと思いました。
最後に関係力(Relation)ここに最も力を注がれているようでした。
話の中に「助け合い、支え合い、補い合い、励まし合い」などキーワードが出ていましたし、
サークル活動やイベントをトップが率先して準備をするなど、関係力強化の場をたくさん設けていました。
優秀な人だけではだめ、理念や人事制度、就業規則など仕組みが整っているだけでもダメ、
そこにお互いのコミュニケーションがあり、バランスがうまく掛け合って初めて成果が出ます。
この経営者さんは壮絶な職場環境、そして、シングルマザーとして大変な家庭状況の中で、
必死の思いでこのバランスを掛け合わせる努力をされてきたのだと思います。
素晴らしい経営者の体験談をお聞きして、
そして、同席させて頂いた経営者の方々とのディスカッションから、改めて自らの仕事を見つめなおし、
クライアントさんの成果をより高めるために、自分は何を大切にすればいいのか、
どんなチャレンジをしていきたいのかが整理され、スッキリした1日になりました。